RubyKaigi2009 での3日目の発表のつづき

もうちょっと考えてみた。
直前の田島さん(とお呼びするのが正しいんでしたっけ)の発表はスクリプティングについて言及していて、私のはスクリプティングのすすめ、みたいな話のつもりだったんだけど、気になるのはこの手のちょっとしたスクリプティングの結果できちゃったコードはどうするのが正しいのか、ということなんである。とくに歯切れのよい回答を持ち合わせてないのでそこまで話せなかった。
だいたいこの手のコードは500Bくらいまではワンライナーだったりするので少なくともシェルの履歴には残ってる。出来たら全部公開してシェアしたいところなんだけど、残念ながら公開できない文字列を抜きにワンライナーを書くほど用心深くもないのでそのままでは公開できない。かといって、その部分を抜くのは結構めんどくさい。そもそも公開するならせめて改行するなどの整形はしないと難読すぎる。
もっと根本的な問題があって、頭の中にはそれなりの数のイディオムのようなものが入っていてそれらにはまあそれっぽい名前をつけることもできるんじゃないかと思っているのだけど、これを組みたてて作ったスクリプトにいい感じの名前を付けるのが大抵は難しい。言い換えれば、ちょっとずつ違うことをたくさんやってる。例には出さなかったけど、railsのコンソール操作なんかもそう。もちろん適当に集めて一般化してしまえば名前を付けるに値するスクリプトになるんだろうけど、そこまでいくことはそんなに多くない。
ただ、現状よりはもう少し高い頻度で一般化とか、あるいは一般化と同時に抽象化もしたいのだけど、その材料をあつめて仕分けしておく方法を思いつかない。シェルの履歴にタグでも打てればいいんだろうか。なんかちょっと違う気もする。
ところで、発表に遅刻してしまってごめんなさいなわけだけど、そのときはちょっと田島さんらとスクリプトとプログラムの違いについて与太話をしていて、変更に儀式が必要なのがプログラムで、そうでないのがスクリプト、みたいなことを田島さんが言っていて、なかなかうまいことをいうなあと思った。