順列都市

立ち寄る書店にはことごとくないので、注文するほどでもないと思って買ってなかったがふと蔦屋にいったらあったので購入。作家への期待というのは前作となんらかの意味での類似していることのはずなのに同じようなものだと残念に思うのは難儀だ。ディアスポラ万物理論、宇宙消失、祈りの海、ひとりっ子、幸せの理由、を読んだあとに読むと割りとしょんぼり。たぶんどの順番に読んでもそれなりにがっかりする気がしてきた。やっぱり主人公に破天荒な部分がないのがいけないんだと思う。ラッカーにあんまり飽きないのは主人公がとっぴだからなのかも。イーガンの長編ではディアスポラの主人公が一番突き抜けてたのでどんどんしょんぼりするほうに読んでしまった予感。

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)