Boy's Surface

あなたはわたしを読んでいるが、果たして、わたしの言語を理解しているという核心があるだろうか?
- 伝奇集 (岩波文庫)

とにかく罠がありそうなのでバベルの図書館の一節がやたらと頭に浮かんだ。びくびくしながら読まざるを得ず、読むのに時間がかかってしょうがない。

  • 数学のパロディー
  • 数学の、というのは数学という活動と、数学の扱う対象の両方
  • というのが分かるかどうかというところからして間口が狭い
  • が、ジャンルとして確立するくらい書いてほしい
  • パロディーというのは失礼かもしれない
  • でも登場人物の名前のゆるさからしてパロディー
  • いっそ研究集会のパロディーをひらくべき
  • 実はところどころ感動した
  • 時間軸とか報告というのは目的地のひとつではあった、たしかに
  • ところでロマンチックすぎるけどきらいじゃないので許す
  • 作中で堂々と書かれているようにトポロジーがある
  • できるかな系工作小説はたぶん画期的
  • つぎはぜひ山折と谷折