xmpの話

RAA に登録してある xmp というのは、もともとは10年まえくらいに担当していた Ruby の授業でコードを見せるために作ったもので、作った理由は irb の出力が過剰だったからで、出来るだけ板書可能なものにしたかった。

xmp という名前は、HTML の要素からとった。当時はたしかまだ HTML4 が成立するかしないかのころだったけど、xmp というのは HTML level 2 からある(RFC 1866 Hypertext Markup Language - 2.0 5.5.2.1. Example and Listing: XMP, LISTING。HTML を例示することが目的というそもそもの起源との類似性と、名前の短さから選んだ。

結局、似たものを irb に取り込んでもらったりもした。

それから時は流れて、特にメンテナンスもしていなかったんだけど、おととしだったか eigenclass の Mauricio Fernandez が xmpfilter というのを作っているのをみつけた(Enhanced xmp code evaluation and annotation)。このひとの、ヤリコミ度にはときどき感動する。たとえば、他のマクロと一緒に vim で動作させている screencast をみたときはびっくりした。

こういうことは書いておかないと本人まで忘れてしまう可能性が高いので、id:k3c:20080606:p2 を読んだことをきっかけにふと書いてみた。

まるごと Ruby! Vol.1

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